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花紡ぐ、庇護ノ神1[ KADOKAWA] [未来の姿]

花紡ぐ、庇護ノ神1[KADOKAWA]


丹野いち子
2021年12月27日

魑魅魍魎の住まう「幽世」。
人間が住まう「現世」。
そして、地の底「虚世」……。

虚世とは現世から流れ出る「穢」の掃き溜め。
昔々、幽世の国に「御霊神樹」という神樹があり
それは、虚世への入り口を護る役目を担っていた。
ある時、大病を患い、大量の穢が幽世に溢れてしまった。
庇護ノ神はそれを酷く嘆き
命をして虚世への入り口を塞いだのだが
穢は「鬼生種」として現世へ撒き散らされたのであった。

鬼生種を御霊神樹に戻すため
とある漢方医の旅が始まる——。






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